廃車工場に引き取られた車がどのように解体されるか知っていますか?廃車という言葉から、ゴミや廃棄物のようなイメージを持ってしまっているかもしれませんが、実は廃車は再利用できる立派な資源のひとつなんです。
解体は一台の車を潰して捨てるというわけではありません。
様々なパーツから構成された車は、リユース、リサイクルできる部分に分けられ、最後に残ったボディもプレスされ廃車ガラとなり、破砕業者に引き取られます。
解体には、フォークリフトや解体機を使う部分もありますが、リサイクルやリユースに出来る部品の取り外しなど手作業も多く存在します。
1 廃車する車のタイヤ、ホイールを外す
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2 ガソリンタンクを外す
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3 オイル類、冷却水なども抜く
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4 ボンネット内のものを取り外す
バッテリー、エアコンのフロンガス、エンジン等
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5 車の内部、エアバッグ、ダッシュボードの部品を取り外す
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6 シート、ドアなど取り外す
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7 足回りの解体 フレーム解体
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※ここまでの工程でリユース、リサイクルできる品物はすべて丁寧に取り外します。
タイヤ、ホイール、バッテリー、ドア、ボディミラーなど、リユース、リサイクルの対象です。
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8 ボディのプレス(圧縮)
油圧式の重機で、代表的なものにコベルコ建機株式会社のニブラがあります。
ショベルカーのような形ですが、車の解体に使われる特殊な車両で、車をつまむ巨大なニッパー上の手を持ち、解体するものを押さえつけて圧縮、一台で廃車の行程をこなすことのできる重機です。
フォークリフトを使っても可能ですが、一台で様々な作業を効率よく出来てしまうんです。
それに、リサイクルやリユースできるかどうかは、傷をつけずに取り外せるかどうかも大きく関わってきます。
そんな時、手足のように繊細な作業ができるニブラは頼りになる存在です。
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