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  3. 故人の車両に対する相続放棄と単純承認について

故人の車両に対する単純承認と相続放棄を理解しよう!


相続の3つの種類について


故人が所有名義となっている車両の相続については、過去記事「所有者名義人が亡くなられた(故人)際の廃車手続きについて」でもご紹介してきましたが、車両の相続においては必ずしも親族の方が相続するとは限らず、相続放棄される場合もありますので、色々と難しい問題があります。相続の種類においては、主に単純承認・相続放棄・限定承認の3種類があり、単純承認は何も手続きを必要としない普通の相続、相続放棄は家庭裁判所に相続放棄申述書を提出することで財産も負債も放棄するという手続きです。

3つめの限定承認については、負債がある場合はその相続財産の中から返済する方法で、負債が大きい場合にはそのほとんどが相続放棄するため、限定承認が選択されることはごく稀と言えます。故人名義の車両においては、法定相続人の誰か一人が単独相続するのか、はたまた法定相続人全員で共有するのか(共同相続)で手続きは異なりますが、いずれにせよ単純承認を経て、相続人全員の同意を得る必要があります。逆に相続人のいずれもが「車は不要」ということであれば代表相続人に名義を変更したうえで処分する形になります。

家族で使用していた車両の注意点

家族で使用していた車両の注意点


例えば、1家族で1台の車両を所有していた場合、亡くなられたのがご主人、車両の名義もご主人だった場合、多くのケースでその車両はご家族のどなたかが使い続ける場合が多いと思いますが、故人名義の車両をそのまま使い続けることが単純承認とみなされるため、相続放棄ができなくなる場合があります。もちろん、相続の手続き前に車両を処分してしまったり、故人となってから3ヶ月経過後も相続放棄の手続きをしなかったときは自動的に単純承認とみなされ、相続放棄はできなくなります。逆に相続放棄をすると、相続財産を受け取ることも処分することもできなくなることは言うまでもありません。

不幸にもご家族が亡くなれた場合、継続的に費用が生じるような動産については処分を急ごうとしてしまいがちですが、まずは法定相続人のなかでの遺産分割協議書の作成を行い、車両の取扱いについて相続人のなかでしっかりと意向をまとめておくことが重要です。そしてその車両に対する残債の有無や、売却する際の見積もりを何社かから取っておき、どの程度の資産価値があるのか?などを調べておく必要があります。もちろん、ご家族で乗り続けるということでしたら単純承認となりますので、単独相続でも共同相続でも名義変更の手続きだけで問題ありません。

ローンの残債があり名義が故人ではない場合


故人が所有していた車両が、まだ買ったばっかりでローンの残債が残っているケースも少なくありません。その場合、使用者こそ故人ですが、所有者が銀行であったり、ディーラーであったり、ローンの信販会社であるケースがほとんどです。車両の所有者は、車検証に記載されているので、そちらを確認すれば良いのですが、使用者が亡くなられた場合は、相続財産等でローンを一括返済するか、代表相続人がそのローンを引き継ぐ、もしくは車両を売却してローンの返済に充てるかなど、色々な方法があります。これらは、単純承認した方法になりますが、逆に相続を放棄する場合には所有者である銀行やディーラーが車両を引き上げる形となります。

上述のように、相続財産等でローンを一括返済したり、代表相続人がそのローンを引き継いだりした場合、単純承認とみなされますので、その他の財産や負債については相続したとみなされますので、特に負債が多い場合にはよく検討して判断する必要があります。いずれにせよ、ローンの残債が残っている場合には、銀行や信販会社などの所有者に連絡を取り、ローンの引き継ぎについて相談することが無難です。相続人全員が車を必要としない場合、その所有者が車両を引き上げるか、車両を売却してローンの返済に充てる形となりますが、場合によってはローンの残債より車両の買取価格が下回ってしまうケースもありますので、その点もよく考慮して銀行や信販会社に相談するようにしましょう。

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